企業によっては福利厚生の一環として、社員寮が完備されている場合があります。利用するメリットとしては、アパートなどを自分で契約するよりも、金銭的に安く済ませることが可能な点が挙げられます。
自分で住む場所を契約するとなると、家賃に加えて光熱費や食費は別途支払う必要があります。その点、会社が供給する住まいの場合、家賃や食費、光熱費が常に一定額なことが多く、給料天引きで済ませることが可能な場合もあります。その一定額が具体的にいくらなのかは企業によりますが、一般的なアパートの家賃よりも大幅に安い事がほとんどです。
金銭的な面で有利という事もありますが、食事を用意してくれるシステムも大変便利です。社会人になると、残業などで夜遅くの帰宅になる事もあります。帰宅してから食事の用意をするというのは大変な上、食生活のバランスが偏りがちです。管理している寮母さんが用意してくれている食堂形式であれば、準備の負担を減らすことが可能です。
その他、寮に住んでいる先輩社員から様々な情報を聞くことが出来るというのもメリットの一つでしょう。仕事を円滑に進めていくためには、会社の雰囲気や人間関係を良く知っておいても損ということはありません。職場では聞き辛い事や、抱えている悩みなどを気軽に相談しやすい環境です。
ただし、集団生活である以上、行動が制限されるという若干のデメリットもありますが、若いうちに貯金をしておきたい、人間関係を円滑にしたいと言う方にはお勧めできる生活方法です。